🐱 うさねこ教室 Python と可観測性の教室

学習環境を整える

Python 3.12・uv・JDK 21・Docker Desktop・VS Code をインストールして、コードを動かせる状態にします。

🐱 この章の目次

Python 3.12 以上を入れる

この教室のコード例は Python 3.12 で動作を確認しています。 型ヒントの新しい構文(type 文やジェネリクスの簡潔な記法)を使うため、3.12 より古いバージョンでは一部のコードが動きません。

macOS では Homebrew でインストールできます。

brew install python@3.12
python3.12 --version

Windows では python.org から公式インストーラーをダウンロードして実行してください。 インストール時に「Add python.exe to PATH」にチェックを入れると、ターミナルからすぐ使えます。

Linux(Ubuntu)では次のように入ります。

sudo apt update
sudo apt install python3.12 python3.12-venv
python3.12 --version

バージョンが表示されれば成功です。

uv をインストールする

uv は、Python のパッケージ管理と仮想環境の作成を高速に行うツールです。 pip より数十倍速い速度で依存解決とインストールをこなします。

curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
uv --version

Windows では PowerShell で次を実行します。

powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"

uv はプロジェクトごとに仮想環境を自動で作成・管理してくれるため、python -m venv を手動で実行する必要はありません。

JDK 21 を入れる

Part 1 で JVM のコードを動かします。 JDK(Java Development Kit)はコンパイラとランタイムの両方を含むパッケージです。

macOS では Homebrew で入ります。

brew install openjdk@21
java -version

Windows / Linux では Adoptium から Temurin 21 をダウンロードしてインストールしてください。

バージョンに 21 が含まれていれば成功です。 Gradle は JDK が入っていれば Wrapper 経由で自動ダウンロードされるため、別途インストールする必要はありません。

Docker Desktop を入れる

Part 2 以降で、Prometheus・Grafana・Jaeger などの OSS ツールを Docker Compose で起動します。 Docker Desktop 公式サイト から自分の OS に合ったインストーラーをダウンロードして実行してください。

インストール後、ターミナルで確認します。

docker --version
docker compose version

両方のバージョンが表示されれば準備完了です。

VS Code を設定する

エディタは VS Code をおすすめします。 次の拡張を入れると、補完とリントが効いて快適に進められます。

  • Python 拡張(Microsoft 公式):Pylance が有効になり、型チェックと補完が動きます。
  • Ruff 拡張:保存時にフォーマットとリントを自動実行します。
  • Extension Pack for Java(Microsoft 公式):Java / Kotlin のコード補完とデバッグが動きます。
  • Even Better TOMLpyproject.toml の編集時にシンタックスハイライトが付きます。

動作確認

環境が揃ったことを確認するために、Python と Java の両方を動かします。

Python

mkdir hello-api && cd hello-api
uv init
uv add fastapi uvicorn

main.py を作成します。

from fastapi import FastAPI

app = FastAPI()


@app.get("/hello")
def hello() -> dict[str, str]:
    return {"message": "うさねこ教室へようこそ"}

サーバーを起動します。

uv run uvicorn main:app --reload

ブラウザで http://localhost:8000/hello を開き、JSON が返れば Python 側は完了です。 Ctrl+C で停止してください。

Java

cd .. && mkdir hello-java && cd hello-java

Hello.java を作成します。

public class Hello {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("うさねこ教室へようこそ(JVM)");
    }
}

コンパイルして実行します。

javac Hello.java
java Hello

メッセージが表示されれば JDK のセットアップも完了です。