Part 3
可観測性の基礎
このパートで学ぶこと
従来の監視(Monitoring)は「何が壊れたか」を通知しますが、可観測性(Observability) は「なぜ壊れたか」を探索可能にする性質です。 本パートでは Prometheus・Grafana・Loki・Jaeger といった OSS ツールを組み合わせ、ベンダーロックインのないオブザーバビリティ基盤を構築します。
学習の成果
- Metrics / Logging / Tracing の役割と使い分けを説明できる
- Prometheus でメトリクスを収集し、Grafana で可視化できる
- 構造化ログを出力し、Loki で集約・検索できる
- 分散トレーシングでリクエストの流れを追跡できる
- 3 本柱を trace_id で相関させ、障害の根本原因を特定できる
前提知識
- Python の基本文法と Web API の基礎(Part 1–2 の内容)
- Docker Compose でコンテナを起動できること
- HTTP リクエスト・レスポンスの仕組み
想定所要時間
全 5 章を通して 3〜5 時間 を想定しています。 各章は独立して読めますが、順番に進めると 3 本柱の関係を体系的に理解できます。