Part 7
運用と監視
このパートで学ぶこと
可観測性(Observability)はデータを集める技術ですが、運用(Operations) はそのデータを使って行動する技術です。 メトリクスが異常を示したとき、誰が・何を・どの順番で対応するかが設計されていなければ、データは活かされません。 本パートではアラート設計・インシデント管理・SRE の原則を学び、「観る」から「動く」へのギャップを埋めます。
前提知識
- Metrics / Logs / Traces の基本概念(Part 3–4 の内容)
- Prometheus と Grafana の基本操作
- SLI / SLO の概念を聞いたことがある程度で可
想定所要時間
全 5 章を通して 3〜4 時間 を想定しています。 各章は独立して読めますが、アラート設計→インシデント管理→SRE の順に進めると体系的に理解できます。
到達目標
- ノイズの少ない実用的なアラートを設計できる
- インシデント発生時のライフサイクルに沿って対応できる
- SLI / SLO / エラーバジェットを使ってリリース判断ができる
- USE / RED メソッドに基づくダッシュボードを設計できる
- オンコール体制を設計し、トイルを削減する方針を立てられる