🐱 うさねこ教室 Python と可観測性の教室

Part 5

パフォーマンスの理論

このパートで学ぶこと

パフォーマンス改善は計測から始まりますが、理論を知らなければ計測結果を正しく解釈できません。 本パートでは『詳解システムパフォーマンス』(Brendan Gregg 著)を参照しながら、レイテンシ・使用率・スケーラビリティの基礎理論を学びます。 理論を道具として使い、ボトルネックの所在を素早く見積もるスキルを身につけます。

前提知識

  • Linux の基本的なコマンド操作
  • プロセスとスレッドの概念
  • HTTP リクエスト/レスポンスの基礎

想定所要時間

全 6 章を通して 3〜4 時間 を想定しています。 各章は独立して読めますが、順番に進めることでレイテンシ→使用率→スケーリング限界→計測手法という流れを体系的に理解できます。

到達目標

  • レイテンシの桁感覚を持ち、設計段階でボトルネックを予測できる
  • USE メソッドを使って障害や性能劣化の原因を体系的に切り分けられる
  • アムダールの法則から並列化の限界を見積もれる
  • フレームグラフを読み、ホットパスを特定できる
  • 統計的に妥当なベンチマークを設計・実行できる
  1. レイテンシとタイムスケール
  2. USE メソッド
  3. 使用率と飽和
  4. アムダールの法則
  5. プロファイリングとフレームグラフ
  6. ベンチマークの作法